化学構造式からIUPAC名の自動命名とIUPAC名を化学構造式に変換する機能付き作成ソフトウェア
Chemistry 4-D Draw,
9.0(Windows)
Chemistry 4-D DrawはIUPAC命名法(下記「サポートされるIUPACルール」を参照)を理解し、IUPAC化合物名をショートハンド、ケクレ構造、示性構造式に変換することができます(Namexpert機能)。また逆に、化学構造式を作図したあと、IUPAC名を自動的に命名(平面構造およびR,S,E,Zのステレオ構造)することができます(Nomenclator機能)。どのプログラム機能レベルにも作図ツールが付いていますので、通常の構造式作図ソフトウエアと同様に構造式を作成し、この構造式にユーザー定義の名称を与えて保存してIUPAC名と同様に使用し変換できます。
Namexpert機能、Nomenclator機能それぞれをCSC ChemDraw, Ver.4.xにアドオンとして追加インストールすることもできます。この商品はWindows版のみになります。
Office版はデータベース作成機能によりユーザー自身で化学情報データベースを作成できます。
サポートされるIUPACルール
Ver.7.0の新機能
複数曲線の2次元グラフを作成できます。線形および非線形最小二乗法のフィッティングが得られます。ユーザー自身の軸とラベル設定を変更できます。
Ver.6.0の新規機能
★Chem4D Database モジュール(Officeのみ)
構造式、グラフィックス、データと関連付けられた情報を管理するモジュールです。作成されたグラフィックスを検索して再利用することも可能。このモジュールはWindowsプラットフォーム用です。
◆ 1本のデータベースファイルに構造式とグラフィックスを保管可能
◆ 構造式、グラフィックス(反応式、フローチャートなど)、Chemistry 4-D Draw Documentを保管
◆ 注釈、キーワードなどの文字や数値の情報を構造式または図版とともに保管
◆ 化学名称、部分構造、文字数値からデータベースを検索
◆ スプレッドシートの形式でデータベースを表示・印刷
◆ 名称・日付・テキスト・数値でデータをソート
◆ データベースの構造式とグラフィックスを編集可能
★構造式から名称を作成するエンジンが新バージョンに!(Nomenclator)
縮合環、複素環、官能基名への変換機能を強化。
★名称から構造式を作成するエンジンが新バージョンに!(NamExpert
6.0)
官能基名から構造式への変換機能を強化。
★自由曲線、フリーハンドラインと矢印
コントロールポイントを使ってどのような曲線も作成でき、あるいは鉛筆を使うようにフリーハンドの
線も作成できます。また自由に矢印を作成できます。
★結合の交差
ギャップ(隙間)を与えることにより、結合の立体交差を表現できます。ギャップがついた結合が後方を示します。
Ctrlキーで前後を入れ替えられます。
★ISIS/Drawのクリップボードコピーをサポート
ISIS/DrawからクリップボードにコピーされたコネクションテーブルをChemistry 4-D Drawに貼り付けできます。
ISIS/Drawで作成した構造式からIUPAC名への変換が可能です。
変換以外の主要な機能
★Clean Up(自動整形)機能
テンプレートを使わずに作成したり、構造式の編集過程で歪になった構造を自動整形できます。
★Molecule Expand/Condense機能
官能基(-COOHや-NO2)内の原子の位置関係を把握できるように、展開・収縮できます。
★MOLファイルのクリップボードへのコピーおよびクリップボードからの貼り付け
他の化学構造のアプリケーションとクリップボード操作によるカットアンドペーストでデータのやり取りが可能になります。
★Export機能
MOLファイルフォーマットのREAD/WRITE(MOLファイルに関してはImportもサポート)の他、Windows Metafile(*.wmf)またはMacintosh PICTファイル、EPS(Encapsulated
PostScript)ファイルを作成できます。(Professionalバージョンのみ)
★OLE機能(Windowsのみ)
OLE-2をサポートしていますので、作成された構造式の図版をMS-Wordや一太郎などのウィンドウズベースの外部アプリケーションに挿入することができ、またそのアプリケーション上で構造式の図版をダブルクリックすることによりChemistry 4D-Drawを起動させその図版を再編集することもできます。
★カット&ペーストそしてコピーバック(Macintoshのみ)
ワープロなどの外部アプリケーション上に、Chemistry 4D-Drawからカット&ペーストされた図版を編集/修正する必要が生じたとき、そのアプリケーションで図版を選択し、Chemistry 4D-Drawにコピーバックすることができます。Chemistry
4D-Draw上での編集し、もう一度アプリケーションにペーストして下さい。
★ドラッグ&ドロップ機能のサポート(Windowsバージョン)
★Mass Calculator機能(Professionalバージョン)
(Professionalバージョンに用意されたMass Calculator)
Chemistry 4D-Draw上で官能基を選択し、Mass
Calculatorを開くと上の図のようになります。もちろん、官能基式を手入力することもできます。
Chemistry 4D-Drawは作図の機能と命名法モジュールを組み合わせた画期的なプログラムです。IUPAC名を入力するだけで、構造式を描くことができます。そして作図ツールを使用して、その構造式を編集することもできます。つまりIUPAC名という無数のテンプレートを持つ構造式作成プログラムなのです。
変換例:
■データベース・バージョン
Nomenclator Database : 構造式にIUPAC名を命名するバッジ・バージョンです。
構造式のファイルとしてSDファイルを指定すると、IUPAC名が挿入された
新規のSDファイルを別途に作成します。
NamExpert Database: IUPAC名のリストからSDファイル・フォーマットの2D構造式を作成する
バッジ・バージョンです。
■プラットホーム
■プログラム機能レベル
Lite |
作図のみ |
Standard |
作図+名称から構造式 |
Professional |
作図+名称から構造式+構造式から名称+マスカリキュレータ |
Office (Windowsのみ) |
作図+名称から構造式+構造式から名称+マスカリキュレーター +データベース作成 |
■商品構成:
■価格(税込):2007/03/15改訂
プログラム機能レベル |
一般価格 |
教育価格 |
Lite 9.0 |
\ 27,500.- |
\ 17,600.- |
Standard 9.0 |
\ 46,200.- |
\ 29,700.- |
Professional 9.0 |
\ 69,300.- |
\ 46,200.- |
Office 9.0 |
\ 97,900.- |
\ 56,100.- |
アドオン・プログラム
名 称 |
一般価格 |
教育価格 |
Nomenclator Add-On for CS ChemDraw |
\ 52,800.- |
\ 37,400.- |
NamExpert Add-On for CS ChemDraw |
\ 52,800.- |
\ 37,400.- |
Nomenclator/NamExpertバンドル |
\ 69,300.- |
\ 46,200.- |
データベース・バージョン
データベースライセンス |
初年度価格 |
2年目以降価格 |
Chemistry 4-D Draw, NamExpert
Database |
\726,000.- |
\ 165,000.- |
Chemistry 4-D Draw, Nomenclator Database |
\726,000.- |
\ 165,000.- |